GWツーリング

 4月より活動を開始したYururiCLUBではありますが、予想以上に工数が係り、思うように捗っていない今日この頃です。有料版Webマガジンも本来であれば、4月中に発行予定でしたが、現実は厳しくもう少し時間がかかりそうでございます。

 さて、ゴールデンウィークも終わってしまい、週明けから仕事に向かう方も多いかと思われます。今年のゴールデンウィークは天気の良かった地域が多かったのではないでしょうか。ツーリングにはベストシーズンだったと思います。

 

 私自身もゴールデンウィークはツーリングに出かけましたし、また多くのライダーとヤエーを交し合いました。

 そんな中、私なりに感じたことがいくつかありました。

 短いお休みを最大限活用していろいろな所を訪れたい気持ちはわかりますが、荷物をたくさん載せたツーリングの最中であろうバイクが攻めの走りをしている人が意外と多かったと思います。

 短いストレート区間で乗用車をごぼう抜きにしたり、あるいは片側2車線道路で右に左に車線変更を繰り返したり、前車との車間距離が異常に短かったり、渋滞中車の間をすり抜けしたり、リスクを背負った走りをしている方が多くて、もう少し余裕を持って走ったほうが、と思わずにはいられませんでした。

 もちろん、バイクだけがマナーが悪いなどと言うつもりはございません。車だってバイクが普通に交通の流れに乗って走っていると割り込んできたりすることは、日常茶飯事です。

 しかしながら、バイクの場合は、事故を起こすと自らの怪我と直結するという部分があり、それは、相手が悪かろうと自分の身を傷つけてしまうリスクが高いと言えます。もちろん、マナーが悪いよりもマナーが良いほうが絶対にいいですが、相手のマナーの良し悪しに関係なく、リスクと隣り合わせであることを忘れてはならないと思います。

 例えば、自分は煽っているつもりはないのだけれども前車との車間距離が短い場合。

 リスク1:飛び出しがあって前車が急ブレーキをかけた場合、自分自身は急停止することができますか。

 リスク2:前車と車間距離を詰めていて、左車線を走っていた大型車からは、前車の影に隠れてしまって自分自身の存在に気づいてもらえずに、車線変更された場合、大型車を避け切ることができますか。

 リスク3:道路の大きな落下物を前車が車体下(タイヤとタイヤの間)にて回避した場合、自分自身はその落下物を急に回避することができますか。

 いろいろなリスクを背負って走っていることにお気づきでしょうか。そもそもバイクに乗ること自体がリスクを背負うことという反論も聞こえてきそうですが、リスクと隣り合わせだからこそ、少しでもリスクの少ない走りをした方が宜しいかと考えます。

 よく時速○キロメートルで車間○メートル確保しなさいなどと言われますが、数字はあくまで目安であり、自分の場合は、このスピードだとこれぐらいの車間距離であれば止まれるかな、という車間距離を確保するようにしています。

 また、余裕ある車間距離は長距離を走るツーリングでは、疲労を軽減してくれます。

 ツーリングは家に帰るまでがツーリング、とよく言われますが、まさにその通りで、それ以上でもそれ以下でもありません。リスクの少ない走りでツーリング楽しいものにして欲しいと願ってやみません。

 

2017年05月07日