マンデーツーリングのススメ

 

1. ツーリングシーズン到来

 さて今回は、1泊2日ツーのあり方についての、例えばのお話です。

 最近ではすっかり春の陽気で、関東地方では最低気温15℃前後、最高気温25℃前後となりまして、風を感じずにはいられない方々も多くなってきているのではないでしょうか。

 ゴールデンウィークから梅雨に入るまでの期間が一番心地よく走ることが出来る季節のように感じます。

 みなさん感じるところは同じで、週末ともなれば各地でツーリング中のバイクさんとすれ違うこともしばしばです。

 

2. 週末の混雑

 各地でライダー同士ヤエーを交し合うのは非常に気持ちよく、すれ違うたびになんだか嬉しくなってしまいます。ツーリング先では、気持ちよくツーを満喫していたものが、やはり車も含めて行楽シーズンに入り、都市部への帰りの週末渋滞が多発しています。

 週末の夕方、首都圏に向かう高速道路は軒並み15~20kmほど渋滞していることもしばしばです。また、交通量が多くなって帰路を急ぐあまり事故に遭遇する場合も少なくありません。

 バイク乗りにとっては、週末ツーリングの帰路は苦痛を伴う場合もあるでしょう。楽しかったツーリングが、最後の最後で緊張と疲労のために楽しく感じられないのはもったいない気がします。

 交通量が多い道路を走ることはその分リスクが高まることに結びつきますし、リスク故にいつも以上に緊張感をもって運転しなければなりません。また、渋滞で帰宅時間が見えない不安などから、ついついすり抜けをしてリスクを高める走りをしている方が多いのではないでしょうか。

 ただでさえ、長距離を走り、疲労が溜まってきているところに、渋滞で、すり抜けなどをして極度の緊張感の必要な運転をしていたのでは、さらに事故のリスクが高まってしまいます。

 

3. マンデーツーリング

 そこで、私がお薦めしているのがマンデーツーリング。正確には、日~月の1泊2日のサンマンデーツーリング。

 月曜日に有休を取って、日曜・月曜の2日間で週末ツーリングを楽しみましょう。月曜に帰路に就くことで週末渋滞から開放されますので、疲労感が明らかに違いますし、心のゆとりが出来て安全運転に寄与します。ただ、通勤時間帯は避けましょう、渋滞していたのでは元も子もなくなりますので。

 もちろん、月曜になるとETCの休日割引がなくなりますので、お得感はなくなりますが、安全を買ったと思えば納得できるのではないでしょうか。

 リスクの少ない走りをして事故を起こさないツーリングを楽しんでいただきたいと思います。


 

 

2017年05月17日