プロテクター

 

 最近ではすっかり真夏日の日が多くなり、昼間はライダーも暑さを感じているのではないでしょうか。

 そのような中、自分自身も夏に向けてライディングジャケットを春夏用からメッシュに変更しようと、メッシュジャケットを新調しました。


 自分がジャケットを購入する際に重視しているのは、やはりフィッティング感。必ず試着をしてみてしっくりこないものは選択肢から外します。表記上同じサイズであっても、メーカーによってフィッティング感は異なります。自分の体に合ったウェアを選ぶように心がけています。

 また、ポケットの位置と大きさも試着の際に確認しておきます。自分の場合、ポケットには、小銭、ポイントカード、カメラ、スマホ、スタンドプレート、簡易ワイヤーロック、ティッシュ、レシートやゴミなどを入れますので、それぞれを分類して出し入れがしやすいポケットのものを選びます。

 さて、今回ジャケットを物色中にふと感じたのが、胸部プロテクターが標準装備されているものが少ないこと。

 そもそもジャケットにプロテクターが標準装備されるべきか、あるいはプロテクターは使いまわすのでプロテクターなしのジャケットでコストを抑えてほしいなど、議論の余地はあろうかと思われますが、現状、肩、肘、脊椎パッドが標準装備となるジャケットが多いようです。

 二輪車死亡事故の二大部位は、頭部、そして胸部。

 頭部=ヘルメット、と、胸部=胸パッド、は良いものを選びたい。プロテクターは、出来るだけハードタイプの丈夫なものを選ぶようにしています。胸部プロテクターは2千円程度からハードタイプのものがあるので、命と引き換えに2千円の投資をしてみてはいかがでしょうか。


 四輪車には、衝突安全性能が求められメーカーの安全性能をアピールする姿勢もとどまるところをしりませんが、二輪車については衝突安全性能という考え方は皆無に等しく、プロテクター類で人間のボディを守るしかない状況であります。

 「今まで平気だったから大丈夫」などという安易な考え方は捨てて、安全装備を充実し、命を守るライディングを心がけてみてはいかがでしょうか。

 

2017年05月31日